レッドシダーのベベルサイディングが目を引く山の中のガレージが完成!
ちなみに”ベベル(Bevel)”とは斜めという意味。
その名の通り、一枚のレッドシダーの無垢板を斜めに2分割することで生まれます。
いわゆる「よろい貼り」用の仕上げ材で、欧米では最もポピュラーな外壁として広く採用されています。
外壁は建物の第一印象を決める大事な要素ですよね。
天然木特有の重厚感を持たせたいなら今回のようなベベルサイディングは圧巻の存在感ではないでしょうか。
同じレッドシダーでも縦張りにすると、すっきりしたモダンな印象になりますよ。
木質の外壁材は腐らないの??と聞かれることがありますが、残念ながら、水と酸素と栄養(木)があれば腐ります。涙
日本の気候ではどこであっても腐りますね。
木を使う以上栄養はなくせません。そして酸素をなくすことも難しい…っとなると、私たちにできることは水切れを良くしてぐずぐずの状態をより回避すること。
なので、施工方法には気を使うことが山ほどあります。
そして!!実は同じ木材でも樹種によってその特徴は様々。
中でもレッドシダーは比較的水に強いという側面があり、住宅でも公共でもウッドデッキ材として採用されてるケースをよく見かけます。
塗装をせずそのまま施工することも多く、経年変化による色味の変化が次第に表れます。
施工直後のレッドシダーはやや赤みがある色合いですが、徐々にヴィンテージ感の強いシルバーグレーの色味に変化。
新品の部材や人工の建材には出すことができない風合いは、とても魅力的ですよね。
もちろん塗装をして、レッドシダーの耐久性をさらに継続的に伸ばすメンテナンスも可能です。
塗装をしてもやはり天然木材にしか出せない表情を見せてくれるから不思議。
この辺りはメリットとデメリットをオーナーに十分にご理解いただきセレクトしてもらってます。
2年後、3年後と経年変化が見せる表情が楽しみなガレージになりました!
撮影者:和田英士/Atelier Graphia
仕様
【外装仕上げ】
【内装仕上げ】