カスタマイズガイド

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ガレージづくりを進めていく中での
重要なポイントや商品の設定方法など
解決のためのヒントを集めました

ガレージ

防火地域 【後編】

前編では、都市計画と22条地域についてお話ししました。 後編は、断熱と軒裏換気についてお話ししていきます。     断熱について   都市計画地域内でガレージを建築することになり、石膏ボードを貼ることが余儀なくされた場合に考えなくてはいけないことがあります。 それはガレージの断熱工事についてです。     断熱材は基本的には2x4の躯体内部にしか充填ができないので、躯体の内側に何かを貼る前に施工する必要があります。 つまり後から施工するとなると、室内側のボードを全て剥がさなくてはいけなくなってしまうのでおすすめできません。     天井の仕上げについて   天井の仕上げについては、都市計画区域内であってもスタンダードモデルのあらわし仕上げをお選びいただけます。 (天井の仕上げについては、地域ではなく用途に起因します。)   ですが、もし準防火性能を有する外壁にしなければいけない場合と断熱工事を選ばれた場合には、天井断熱または屋根断熱をおすすめ致します。   天井断熱とは天井に石膏ボードや木板張りなど何かしらの仕上げ材を貼った裏で断熱を取る方法です。 屋根断熱とは室内の設えをあらわし仕上げの状態のまま、屋根の上で断熱を取る方法です。     どちらの断熱工事であってもガレージを使いはじめた後でも断熱が必要だと感じたタイミングで工事をすることもできますが、多少のコストアップは否めません。 しかし、お勧めしたい理由はコストの問題ではありません。   建物を断熱するという目的を考えると、壁だけ断熱してもその性能は発揮されません。 むしろ一番外気の影響を受けているのは屋根(天井)部分なので、断熱を目的として壁断熱をご選択いただいたお客様には、天井または屋根の断熱をおすすめ致します。     軒裏換気について   天井部分や屋根を断熱した場合、外気の影響を強く受けているため、空気の温度が著しく上がったり下がったりします。 そのとき一番注意しなくてはいけないのは結露です。   例えば真冬、昼間太陽が出ていれば屋根が暖められます。 すると屋根の内側の空気も徐々に温められていきます。   さらにガレージ室内で暖房をつけていれば断熱をしていても少なからずその熱は断熱層を超えてその裏の空気を温めます。 空気にはある程度の水蒸気が含まれていますが、空気が含むことのできる水蒸気量の上限(飽和水蒸気量)は、気温が温まると大きくなります。 逆を言えば温度が下がると飽和水蒸気の量が減るので、溢れてしまった分は水蒸気ではいられず、液体の水に変わります。 この正体が結露ですね。     夕方になり外気が一気に冷え込むような状態になったとき、屋根の内側の空気がまだ暖かい状態だった場合、そこで結露してしまう可能性があります。 するとカビが生えたり木材を腐らせたり深刻な状態に進んでいく可能性があります。 そうならないために、屋根の内側の空気を常に換気する必要があります。   Master’s Garageでは屋根のトップ部分に「棟換気」というシステムを設け、軒先では新鮮な空気を吸わせます。 そのため断熱工事には換気工事がマストで必要な工事になります。   Master’s Garage                                                通常22条地域でかつ延焼のおそれのある部分にガレージを建築した場合、軒裏の仕上げについて指定を受けることはありません。 ですが、天井または屋根の断熱工事をした場合には軒に換気部材を付ける必要があるので、軒天部材はありの仕様とさせていただきます。   当社が扱う樹脂製の軒天材は見た目が美しいだけでなく、換気も行える優れものです。 木製の軒天をお選びいただく場合には別途換気部材を取り付けることも可能です。   防火地域・準防火地域では、軒裏にも防火性能を求められるのでセメント板+換気部材という仕様となっております。  
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ガレージ

防火地域 【前編】

防火地域についての記事は前編と後編に分けてお話ししていこうと思います。 前編では 都市計画 と 22条地域 について。 後編では 断熱 と 軒裏換気 について。     都市計画について   人口密集地域では火災から住人の安全を守るために、都市計画というものが行政によって制定されています。   都市計画といってもその内容は様々で、広義としてはその都市のあるべき形を想定し、そのために必要な規制や整備をし、都市を発展させるのが目的です。   その中でも都市計画法では、防火について厳格なルールを設けています。 都市を発展させる上で火災が燃え広がりにくい、または防ぐことができる都市を目指すことは大事なことなのです。     聞いたことがある方もいるかと思いますが「防火地域」・「準防火地域」と呼ばれる地域があります。 市街地における火災の被害が起きやすい地域、そして火災を防ぐために予防しなければならない地域として、定められます。   そして、都市計画法では防火地域・準防火地域に指定されていない地域を、建築基準法の22条指定区域に指定しています。 つまり都市計画区域では一般的に防火地域・準防火地域・22条地域(指定区域)のどれかに当てはまるということになります。   建物に求められる性能としては、防火地域〉準防火地域〉22条地域の順番で高い防火性能が求められてきますが、一番低い「22条地域」であってもきちんと防火対策を施す必要があります。       22条地域について   Master’s Garageのスタンダードモデル(追加オプションのないモデル)では室内のあしらいは、構造体のあらわし仕上げ(2x4の躯体が室内から見える状態)となっております。   ですが、22条地域以上の区域に当てはまる場合、つまり言い変えると都市計画区域内でガレージを建築する場合には、あらわし仕上げをご選択いただけない場合がございます。 基本的には外壁で延焼のおそれのある部分を準防火性能を有する外壁にする必要がございます。   「延焼のおそれのある部分」というのがポイントで、敷地のどの位置にガレージを建てるかで決まるということになります。   準防火性能を有する外壁にする方法は、2x4の躯体の内側に9.5mm以上厚の石膏ボードを貼り、躯体の外側にも同じように9.5mm以上厚の石膏ボードを貼ることで解決します。     コスト的にも一番安価な方法といえます。   防火対策はアップグレードオプションとなりますが、住宅がある地域はそのほとんどが都市計画区域になるのでご理解ください。   また、コストをかければ室内の仕上げ材は石膏ボード以外のものに変更することもできますので、お気軽にご相談ください。  
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「ガレージにスピーカー」から思うこと

  ビルドインガレージを絶賛施行中の今日この頃ですが、お客様がガレージ内にスピーカーを付けるか否か、検討されていました。     お洒落ですよねぇ...。   ソファなんか置いたりなんかしちゃって、音楽かけて。 その方いわく、靴を履いたままくつろげる空間、それが心地いいとの事。   なるほど!本当に人それぞれ良いと思うポイントは違うなと、改めて実感しました。   そもそも車をしまうだけなら、カーカバーでもプレハブガレージでも本来は問題ないはずなんですよ。 安いし、車の保護出来ますし。   でも、当社にガレージをご依頼くださる方は車をしまう目的だけではなく、それと同じぐらい、またはそれ以上に大切にしてることがある。 我々Master’s Garageの存在意義はそんなオーナー様の気持ちを大切にし、実現させる!!だと思ってます。   ただ輸入して、建てたら、はいどうぞ!って。 それでも成り立つ仕事かもしれないけど(元がイケてるので)   お客様の要望を我々が汲み取って実現させる事が出来れば、お客様にとって最高ですよね。   ちなみに、スピーカーも、天井埋め込みタイプ、天井から吊り下げるタイプ、ライティングレール付けスピーカー等、各種ご提案させていただきます!  
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内装

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ガレージ

断熱のアップグレード 屋根 or 天井

  断熱というのは壁だけではなく、天井や床も含めて断熱工事をすることで本領を発揮します。   しかし、壁や天井の断熱工事ではパネル間に断熱材を充填するため、その後に仕上げで石膏ボードや木の羽目板など、なんらかの仕上げ工事をする必要がでてきます。   Master’s Garage最大の特徴でもある、小屋組のトラス工法は構造体として優秀なだけでなく、三角形の連続した出立ちは美しくもあり、天井に空間の広がりを与え開放的に印象を演出します。 天井に断熱工事をすることは、その後にトラスを仕上げ材で塞いでしまうことになるので、それらのメリットが得られません。   屋根断熱は構造体が見える仕上がりが美しい! 当社もこのようなご要望に応えるべく、天井断熱と新たに「屋根断熱」というオプションをご用意しました。 天井断熱では断熱材は【天井裏】に配置されますが、屋根断熱では【屋根の内側】に沿って配置されます。 屋根側へ断熱材を施工するので、屋内の天井部分は「構造体あらわし」となるためにトラス構造が見え、木造の良さを目で見て楽しむことができる施工方法というわけです。 トラス構造が見えることによって、THE 木造のガレージ!!という雰囲気を味わうことができます!   屋根断熱では外観に重厚感が増す 屋根断熱は断熱するラインを天井裏から屋根上に変更していることが特徴です。そのため室内空間には断熱工事による見た目の影響がありません。 屋根自体は断熱層を含むので厚みが出ますが、間口の広いガレージであれば、かえって重厚感のある屋根が絶妙なバランスを作り出します。   屋根断熱のデメリットはコスト!? ではメリットだけでなくデメリットについても触れておきましょう。   施工の工程上、屋根の頂上部分、いわゆる棟からの排気が必須となります。 断熱材の上に垂木を敷き、野地板を被せ、その間に空気層を作ることによって、屋根で熱せられた空気を 外へ排出する通気構造となります。 屋根をもう一層作るようなイメージになるので、その分部材や人工がアップしてしまいます。 また、単純に室内の面積が増えるわけなので、冷暖房にかかる電気代もかかることになります。   コストは通常の天井断熱よりも上がってしまいますが、室内空間はトラスが並び広い空間を手に入れることができます。   天井断熱は安価に空間を快適にできる 天井断熱もアップグレードオプションとなりますが、屋根断熱よりも多少は安価にできるイメージです。 こちらは天井裏に断熱を施すのですが、比較的簡単に施工ができます。 屋根断熱とは異なりトラス構造を隠す為、シンプルに仕上がります。   具体的なイメージを持って決める 極論、ガレージ自体で少なくとも直射日光は防ぐことができます。 炎天下で愛車のメンテナンスをすることと比べれば、断熱がなくともそれだけでかなり好環境での作業が可能です。 ガレージをどのように利用されるかによって、断熱を検討していただくのがよいと思います。 性能については、若干の違い(使用する断熱材の違い)はあるものの、どちらもきちんと外気をシャットダウンするので、コストと好みで選んでいただいて問題ありません。
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ガレージの性能

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ガレージ

断熱・気密性に優れた ペアガラスの輸入サッシ

マスターズガレージ標準キットの窓の仕様 標準キットでは、シングルハング窓( W610mm x H1,220mm)を2箇所設けさせていただいております。   こちらの窓は樹脂製の枠を採用した、ペアガラスの断熱・気密性に優れた輸入サッシとなっております。   結露にも強いという特徴があり、ガレージ内で燃焼物を使用しても水蒸気による問題が起きにくくなっています。   アメリカンスタンダード シングルハング窓とは上下に設置された窓の下片方のみ上げ下げして開閉ができる窓のことです。   網戸を外さずにガラス磨きができる内倒し機能がついているのが特徴で、アメリカでは最もポピュラーな形状の窓となっているため、この窓が付いているだけでぐっと雰囲気が増すので素敵です。   その他の窓について 日本の窓で多く見られる特徴の窓をお選びいただいた場合には、標準サッシの仕様にもっとも近い国内サッシを代替え品として取り付ける場合もございます。 サイズや窓形状、数については追加オプションで変更を承ります。   ここでは例として、FIX窓や滑り出し窓の形状を取り上げご紹介します。   【FIX窓】 FIXとは「動かない」や「固定する」という意味です。 採光・眺望を目的とし、ガラスを窓枠にはめ込んだ開閉できない窓となります。 デザインや大きさは自由で、飾り窓的な要素もあります。 開ける必要がないところや、開けたら危険な場所に取付られていることが多いですね。   防犯性のアップも期待でき、鍵を閉め忘れた!などの心配はなくなりますね。 反面、換気ができないという点がありますので、別の箇所で設ける必要がでてきます。     【滑り出し窓】 窓の軸がスライドし、左右どちらか一方に回転するように開閉する窓のことです。 窓の縦方向の片側を軸として開閉します。 外側の窓掃除が容易ですね。   FIX窓と違いこちらは開閉でき、かつ人が通れる大きさではないデザインが多いため、主に換気の目的で使われます。 ガレージ内の温度やニオイの換気だけでなく、保管しているものによっては湿気によるダメージが及んでしまうもののために、積極的に風を循環させてあげることをオススメします。     もちろん住宅と同じように開けっ放しによる雨が吹き込んだり、防犯面での心配はありますので、ガレージドアと合わせて施錠は厳重に!     上記以外の種類やデザインについて希望がありましたら、お問い合わせください。
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ガレージドアの採光窓パネル

おすすめしたい採光窓 ガレージドアのパネルデザインにはカラーの他に採光窓を入れることができます。   これはガレージのファサードに程よくアクセントがつき、エレガントな出立を演出します。   さらに採光窓と呼ばれているのは、文字通り明かりを採るための窓で、ガレージ内部を自然光で明るくしてくれます。 パネル一枚を窓にするだけなので、驚くほど明るくなるという印象にはなりませんが、日中ドアを閉めた状態でも問題なく作業ができるだけの照度を確保することができるので、デザイン的にも機能的にもすごくお勧めしたいオプションです。   ガラスデザインのパターンは2種類からお選びいただけます。     ストックトン型 サンバースト型   これらはドアパネルにシンプルな四角い窓があり、内側からデザインパターンの型取ったステンシル板を取り付けているので、後々のデザイン変更も可能となっております。   また、サンバースト型に関しては、ガレージの出入り口ドアにも同型の採光窓を設置することができるので、セットで合わせていただくのもお勧めです。
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オーバースライドドアと巻き上げシャッターの違い

聞き馴染みのあるシャッター 日本ではガレージドアというよりは、シャッターといった方が聞き馴染みがあるかもしれませんが、正確には開閉時にガラガラ音を立てて、巻き上げるタイプのものが「シャッター」になります。 日本の車庫のほとんどは巻上げ式シャッターを採用しているため、その印象が強いようですね。   ですが実は北米では「巻き上げ式シャッター」が使われることは少なく、そのほとんどが「オーバースライドドア」となっております。 Master’s Garageでも採用されているこのドアの特徴とシャッターとの違いを説明したいと思います。   どちらにも電動・手動のセレクトはあるのでそこは省きますが、まずは「オーバースライドドア」の仕組みを知らない方も多いと思うので、こちらの説明からしていきます。 オーバースライダードアの良さ 「オーバースライドドア」とはドアパネルを巻き上げることなく、天井に沿わしたレールにそのままスライドさせて格納します。   メリットは巻き上げを行わないので金属同士の擦れなどもなく、開閉時の音が大変静かです。 真夜中に帰宅してガレージドアを開閉させても、ご近所迷惑になることは少ないでしょう。 そして開閉スピードも早いため、道路で立ち往生することなくスムーズに帰宅できます。   また強風にも強くどんな抵抗でもスムーズな開閉パフォーマンスを発揮します。 もともと手動だったものを電動に変えることも容易で、細かいパーツが露出し、簡単に交換が行えることから、さすがDIYの国アメリカを感じる作りですね。     さらには、Master’s Garageが採用しているガレージドアには、パネル部分に断熱材が充填されているため、ガレージ内の断熱性を下げません。 そして何よりデザインがアメリカンでクールです。これがあるだけでその場の雰囲気をグッと持ち上げてくれますね。   デメリットは天井下部にドアが覆いかぶさる形となるため天井につけた照明器具などが、ドアオープン中は遮蔽されてしまうので、照明計画に工夫が必要になります。   続いて、巻き上げシャッターのメリットですが、ドア部分が全て真上のボックスの中に収納されるため、ガレージの天井下部が常にオープンとなっております。   そしてアメリカンガレージドアのデザインが苦手な方には、無機質でモダンな印象の巻き上げ式が好まれるかもしれません。 「オーバースライドドア」にもシンプルなパターンはありますが、当社では取り扱いがありません。 それ以外は「オーバースライドドア」には及びません。 少し贔屓が入ってる…笑? 充実した機能 Master’s Garageのガレージドアには、セーフティー機能も充実しています。   赤外線の障害物探査システムが標準装備されており、ガレージドアが障害物を検知した時に開閉が止まる仕組みになっているので、お子様や車などを傷つけることなく安心してご使用いただけます。   またMaster’s Garageが採用する電動オープナー(ガレージドアを電動開閉にするモーター)にはスマホ連携でさまざまな機能がついてきます。 自宅外にいてもガレージドアを開閉させたり、高画質録画カメラが付いていたり、myQ と Amazon Key を接続させる事でAmazon の荷物や食料品をガレージ内に便利かつ安全に配送してもらう事が出来ます。   ▽Youtube https://www.youtube.com/watch?v=L2424vj__T0 配達物をガレージの中で受け取る https://www.youtube.com/watch?v=1juvZNR1rbs 安全かつ簡単な食料品配達
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